こちらより広島県事業承継・引継ぎ支援センターの事業承継事例集(2018年度)のダウンロードができます。
引継ぎ対象:㈲広工リース(広島市)
譲 渡 者:㈲広工リース(広島市)
譲 受 者:三洋環境㈱(岡山市)
譲 渡 方 法:株式譲渡
引継ぎ期間 :2015年12月(譲渡先探し)~2021年7月末(締結)
センターにお問い合わせいただいてから、約5年7か月で成約しました。
支援方法 :広島県事業引継ぎ支援センターの紹介により、広域マッチングでの M&A成約
■㈲広工リースは主に建設用機械や資材等を扱うレンタル・リースの会社で、前代表者である観氏が設立し、小規模ながら堅実な経営により創業30年を超えていた。観氏には同業の大手企業へ就職した子息がおり将来的には承継をと考えていた。
しかし、子息は承継しないとの意思を示した。
そのため、会社の将来や従業員の雇用について頭を抱えることとなり、顧問の税理士とも相談した結果、譲渡を前提として当センターの支援を希望するに至った。
■譲渡の結果、㈲広工リースとしては、従業員の雇用維持と、長年にわたり取引を行ってきた得意先との関係の維持が図れた。
三洋環境㈱としては異業種参入となるが、これまで謝絶していた取引先からの建設機械や資材リースのニーズに対して対処でき、本業とのシナジーが期待される。
~㈲広工リース前社長 観氏の言葉~
「寂しい気持ちもあるが、肩の荷がおりました。社員もほっとしているのではないかと思います。」
■2015年12月に初回相談を受け、その後5年間のフォローを実施。
譲渡意思が確実となった後は、当センターのメルマガ掲載等により譲受希望者を募り、マッチング支援を実施した。